HERB GUIDE ハーブガイド

ワーンチャックモッルーク

学名:Curcuma xanthorrhiza

ショウガ科ウコン属の多年草植物。⽇本ではクスリウコン、ジャワウコンと呼ばれ一般的なウコン(春ウコン、秋ウコン)とは別種。インドネシアやマレーシアでは芋のような根茎の部分をTemu Lawak(タムラワ、トゥムラワック)と呼ぶ。

クスリウコンには肝機能や胃潰瘍、更年期障害などに効果があるとされているが、タイでは⽣理不順、⽉経前症候群や美⽩に効果があるとして⼥性に⼈気のハーブ。

ウコン属の効果はポリフェノールの⼀種であるクルクミンという⾊素成分に、強い抗酸化⼒と胆汁の分泌を促す作⽤があり、肝機能を向上させるといわれている。また、セスキテルペンをはじめとする芳香成分テルペノイドには殺菌作用や抗腫瘍作用があるとされる。

⼀部のポリフェノールには⼥性ホルモンのエストロゲンと分⼦骨格の似た種類があり、⼤⾖などに含まれるイソフラボンやクルクミンが代表的な植物エストロゲンとされている。植物エストロゲン、フィトエストロゲンと呼ばれるこれらのポリフェノール類には、エストロゲンと同様の作用が報告されているほか、クルクミンについては子宮がんや子宮筋腫を抑制するという研究報告がある。

カテゴリ:美肌・更年期・⼥性の悩み