HERB GUIDE ハーブガイド

アカガウクルア(ソフォン)

学名:Butea superba

アカガウクルアはタイをはじめ、インド、ベトナム、中国などを原産地とするマメ科のつる性植物。ガウクルアにはアカガウクルアのほか、プエラリアの別名を持つ白ガウクルア、黒やグレーの種もある。アカガウクルアは赤い花をつけ、幹を傷つけると赤い樹液が滲み出す。

ガウクルアは葛の仲間で、現地ではヤマイモ状に膨らんだ根茎をすりつぶして食用とされる。ヤマイモに類する植物の根茎にはβシトステロール(植物ステロール)が含まれており、一般的に滋養強壮によいといわれている。

植物ステロールにはDHEA(デヒドロエピアンドロステロン)という性ホルモンを誘導する作用がある。DHEAはED(勃起不全)に効果があるとされるが、DHEAを直接摂取すると体内のDHEA産生能を低下させる可能性がある。また、DHEAの過剰摂取は前立腺がんのリスクを高める。アカガウクルアには外部からの摂取によらない体内でのDHEA産生を高める作用があるとされている。

カテゴリ:男性機能⼥更年期障害